■CMS Designer上でのCKeditorの使い方 CMS Designer上でCKeditorを利用することができます。 CKeditorは、HTMLのフォーム要素をリッチなHTMLエディタに変えることができるオープンソースのJavascriptライブラリで、CKeditorのライセンス条項(GPL、LGPL、MPLのトリプルライセンスとなっており、特にMPLによるの範囲内の利用であれば無料で利用することができます。Frederico Caldeira Knabben氏によって開発された「FCKeditor」の後継ライブラリであり、現在ではCKSourceという組織によって http://ckeditor.com/ で開発・配布されています。CKeditorのライセンス条項についてはCKeditorのサイトを必ずご覧頂き、そのライセンス条項に従って利用して下さい。 CMS DesignerはCKeditor本体を同梱していませんので、CKeditorのサイトより最新版を取得して組み込む必要があります。組み込みは簡単で、ダウンロードしたzipファイルをckeditorフォルダ内に展開するだけです。 ■古い「FCKeditor」のアンインストール もし、FCKeditor(CKeditorの古いバージョン)を利用していた場合、CMS DesignerからFCKeditorをアンインストールする必要があります。 以下の手順に従ってアンインストールして下さい。 (1) サーバー上から、fckeditorフォルダ内のファイルを全て削除して下さい。 (2) CMS Designerの公式サイトで配布されている本体ファイルから、fckeditorフォルダ内の「fckeditor.js」を、fckeditorフォルダへコピーします。 以上で、FCKeditorは利用されなくなります。 ■組み込み手順 (1) 下記サイトよりCKeditorの最新版をダウンロードして下さい。  http://ckeditor.com/download    このファイルを執筆している時点では、CKeditor 3.6.3が最新となっています。 (2) ダウンロードしたzip又はtar.gzファイルを展開し、  /cmsdesigner/ckeditor/    の中にコピーして下さい(今お読みのこのテキストファイルがあるフォルダです)。  この際、ckeditor.jsがフォルダ内に既に存在しますが、これはダミーのファイルですので上書きして下さい。 (3) 以上で準備は完了です。  これで、textarea項目でCKeditorを利用することができます。  CKeditorは全てのtextarea項目に適用されるのではなく、output属性が"html1"のもののみに対して自動的にCKeditorを適用します。    リッチエディタを適用したいtextarea項目に対して、output属性を"html1"にして下さい。  尚、これまで"html2"だった項目を"html1"に変更すると、自動改行されていたものが改行されなくなりますので、既存データを手作業で改行していく必要があります。一度改行を入れてしまうと、後で"html2"に戻した際に二重に改行されることになりますので、既存の項目を"html1"に変更する際にはご注意下さい。 ■トラブル時の対策 (1) html1にしたが、何も変化がない。 →ckeditorをアップロードしているにも関わらず、変化がない場合、ブラウザのキャッシュにダミーのckeditor.jsが残っている可能性があります。ブラウザのキャッシュをクリアしてから再度お試し下さい。 →キャッシュをクリアしても変化がない場合、ckeditorのコピー先が間違っている可能性があります。組み込み手順を再度ご確認頂き、正しく「/cmsdesigner/ckeditor」フォルダ内にコピーされているかご確認下さい。 ■CKeditorのアンインストール方法 CMS DesignerからCKeditorをアンインストールする際には、以下の手順に従ってください。 (1) サーバー上から、ckeditorフォルダ内の全てのファイルを削除します。 (2) CMS Designerの公式サイトで配布されている本体ファイルから、ckeditorフォルダ内の「ckeditor.js」と「cmsd_config.js」を、ckeditorフォルダへコピーします。 以上で、CKeditorは利用されなくなります。 2012年5月17日 株式会社アル・デザインワークス